2020.09.30
第3章1一連の代価
2010年6月に渡英して初めて施術を受け、その後ノウハウを身につけて帰国するまで合計4回イギリスを往復した事になる。結構な時間、労力、お金をかけた訳だがこの一連の動向に一体幾ら費やしたのか当時のメモや資料を参考に記してみた。
まずはHIS hair clinicにフランチャイズ契約の一部金として払った額が£45,000。当時のレートは約¥130/£だったから¥5,850,000だ。(これ以外に残りの支払い予定が£15,000ほどあったと思うがその後のHIS hairとの話合いで未払いだ)
後は4回の渡英の経費、田中君へのフィーやら滞在費、交通費、機材一式の購入代金諸々
トータル¥9,920,000、なにぶん10年程昔の事なんで他に忘れてる項目も有ると思うがざっと1,000万円だ。決して小さくはない金額だからこんな事を言うのも少し憚られるのだが私にとって1,000万円の出費よりそれで体験出来た事、過ごせた時間、巡り合えた人達、そして未来永劫薄毛の心配から解放された事に加えてその後の日本での展開の可能性という対価の方が計り知れない程大きく感じられた。当時は運良く私にお金の持ち合わせがあったがもし無かったとしても他所からの借金をも厭わなかったのは間違い無いと思う。
ちなみに当時JALのマイルと海外ホテルグループのポイントを結構保有していたのでイギリスへの4回の往復(3回目の渡英で日本からの同行スタッフ1名を含めば5往復)は全てマイルで、また初回と2回目含むロンドン滞在約30泊分も保有ポイントで賄う事が出来たお陰で最低でも2〜3百万円程度は節約できたのではないか。
出費はこれで終わりかと思いきやそうでは無かった。その後針やインクの入手先を求めて翌年以降もオランダ2往復、イギリスとスウェーデンに各1往復など最終的には約500万円ほど更にかかった。