2020.06.25
第1章410年前に受けた施術を改めて見てみた(動画付き)
動画の感想と分析を少々
2010年6月にHIS hair clinicで受けた私の施術の動画をアップした。10年経って改めて見、まず思った事はやはり相当痛かった訳だ。見ながら思わず笑ってしまった。彼女の強烈なガンのストロークもだけど、初回で3時間もこれに耐えた自分に。
私自身その後のメンテやスタッフの練習台として頭を打たせたりで痛みには慣れ、(痛みへの慣れはその経験値にある程度比例する)もう普通に世間話をしつつの感じで受けれるが、この動画を見るとその私でも痛い。ましてや施術未体験の者がこれだけの勢いで打たれたら3話で話した様に衝撃的な痛さだったのは当然だろう。その後もたった中2日で2回続けて同じような施術を受けた。今の私なら多分無理だろう。当時は捨て身でイギリスまで来たという思いが有るから耐えれたのが大きな要因に違い無い。
注意して見てもらうと分かるが針の勢いで皮膚が押されて下がっている。強く打ってるから深く入ってると思いがちだが皮膚も一緒に下がってるから実は多くの箇所は浅く入っている。痛みも増幅されるし色落ちの原因にもなる。ガンのストロークもあれだけ超高速だと針が入る深さが不均一でドットの形も不均衡に成る。また数日経って赤みが取れると色ムラが出てくる可能性もある。
多分私の頭は全体的に髪の毛が残っていてフロントのヘアラインも割とはっきり出ていたので彼女にしたらドットで塗り潰す感覚だったと思う。で、ひたすら打ちまくる。でも私がアラブの王子とか著名人だったら間違い無く施術スタイルを変えてたんじゃないかと今では思う。研修中に彼女の施術も色々見てきたから分かる。もっとソフトに、もっと丁寧に打つスタイルとか他にも色々引き出しを持ってたくせにその日は機嫌が悪かったのか、用事が有って早く終わらせたかったのか、今では知る由も無い。そうは言っても彼女はある意味、私の永遠の師匠である事には変わりが無い。
動画で比較
上のアンダーラインの文を参考に下記の動画を見て欲しい。
で、下が私の施術の動画だ。明らかに上の動画とは違うのが分かって貰えると思う。上の動画の方が打ってるスピードは早そうに見えるが実はたいして変わらない。むしろ同じ時間内で比べると入れて行くドットの数は下の方が多い。どちらが痛そうかは言わずもがなだ。私のところのスタッフはみんな下のスタイルで打っている。とてもじゃ無いが上の様に打てる者は誰もいない。恐ろしくて(笑)